Amazonで安い中華自転車ライトを買って何度も失敗してませんか?
- 1200ルーメンなのに以前使ってたライトより暗い
- 充電してもすぐに暗くなる
- 充電ランプが点灯せず、充電できているかわからない
- 取り付けようとしたらマウントが割れた
- そもそも最初から点灯しない
- 問い合わせたら日本語が怪しいし、返答も遅い
数多くの自転車ライトを所有し、ライトの比較サイトを運営しているライトマニアなんごく(@BIKELIGHTCHECK)が信頼できる自転車ライトの見分け方を紹介したいと思います。
怪しいライトを3つ買うより、信頼できるライトを一つ買ったほうが時間もお金も節約できますよ。
そもそもAmazonレビューは信用できないぞ
そのレビューは本物?
何と比較して明るいの?
書いてる人はいくつライトを試したことがあるの?
Amazonは中華製品の無法地帯です。高評価レビューを全て信用してはいけません。
高評価のレビューを書くと報酬がもらえたり、低評価のレビューを書けば報酬をあげるから消してくれと連絡が来たり、そもそも日本語がおかしいサクラレビューだったり。
確認するなら低評価のレビューを見よ
特にメーカー名が書いていないライトは不良率が高く、低評価レビューに記載されている様々な不具合が自分にも起こりうると考えた方が良いです。
メーカー名も製品名も記載されていない商品のスペック(明るさ、点灯時間、防水性能)を信用して大丈夫ですか?
代表的な不具合は以下の通り
- 点灯しなくなる
- 点灯したまま消せなくなる
- 勝手に点いたり消えたりする
- すぐに暗くなる
- バッテリーの持ちが悪い
- 固定が甘くライトが外れる
- 問い合わせても返答がない
評価: 1充電したけど点灯しません。
返品が面倒だったので分解してバッテリー部分を確認したら液漏れしていて不良品でした。
評価: 1防水防塵と記載されていますが怪しいです。
(商品名にIP65規格、商品説明にIP67と書いてあり統一されていない)
使えなくなったライトの中を開けてみたら水が溜まっていたので、
故障原因は浸水(結露?)と思われます。
低評価⭐️2以下のレビューに記載されている事が自分にも起こりうると想定した上で購入しましょう。
リチウムイオンバッテリーの不安
最近の自転車用ライトは「リチウムイオンバッテリー」を使用している事が多く、モバイルバッテリーやスマホのように発火事故が発生する不安があります。
コストダウンにより保護回路が省かれたバッテリーを使っている可能性もありますし、充電しすぎるとバッテリーがすぐに劣化・膨張してしまうかもしれません。
もちろん通常使用で故障した場合、ノーブランドライトでも販売ショップが交換してくれる事が多いと思います。しかし交換するにはあなたの大切な時間が奪われるということを認識しておきましょう。
信頼できる自転車ライトか見分ける2つの方法
- メーカー(オフィシャル)の製品ページがあるか
- ANSI FL1のマーク・記載があるか
上記の2つを確かめれば簡単に見分ける事ができます。
方法1:メーカーの製品ページがあるかをチェック
1つ目はオフィシャルの製品ページがあるかどうかです。
気になるライトがあれば「メーカー名 + 商品名」もしくは「メーカー名 + BIke light」とネット検索してみましょう。
責任を持ってライトを作っているメーカーは製品ページや問い合わせ先が必ずあります。不具合などがあった場合も迅速かつ丁寧に対応してくれる可能性が高いです。
試しにAmazonでレビューが多いライトをいくつかを調べてみましょう。
Amazonで人気のライトを調べてみる
検索方法は「メーカー名 + bike light」で検索し2ページ以内を確認。
海外ページしか用意していない場合もあるので上記の方法で検索しています。
【信頼度 低】メーカー・製品ページ どちらもなし
- ATARAXIA
- INVAVO
- Helius
【信頼度 中】メーカーページあり、製品ページなし
- ROCKBROS https://rockbros.bike/
- Otium https://www.otiumobile.com/
【信頼度 高】メーカー・製品ページあり(中華メーカー)
- ENFITNIX http://www.enfitnix.com/
- LUMINTOP https://lumintop.com/
- Gaciron(ガシロン )https://www.gaciron.jp/
- OLIGHT https://www.olightstore.jp/
- Ravemen https://ravemenjapan.com/
ライトについてGacironやOLIGHTに問い合わせた事がありますが、どちらも返答が早く、納得のいく回答を得る事ができたので今のところ好印象です。
方法2:ANSI FL1 Standardのマーク・記載があるか?
ユーザーはライトを購入してもスペック通りの明るさなのか判断する事ができません。
その為、ノンブランド中華ライトはスペックを偽って販売しているケースが多いのです。
スペックに偽りがないライトをどう見分ければいいでしょう?
そこで確認したいのが「ANSI FL1 Standard」のマークや記載があるかです。
「ANSI FL1 Standard」はアメリカの有名ライトメーカーが集まって作った性能を評価する規格のこと。
自転車ライトのパッケージや説明書にこのようなマークや記載があれば定められた試験を行って測定した結果という事です。(このマークや記載がデタラメの可能性もあります・・メーカーと製品名を出している場合は偽装している可能性は低いと思いますが)
「明るさ」「点灯時間」「カンデラ 」「落下耐久性」「耐水・防水性」
など様々な項目があり、試験を行った項目のマークを記載する事ができます。
つまり、ANSI FL1 Standardのマークがあれば、理論上の値ではなく、実際に測定した値なので信頼度が高いと言えます。
Magic Shine ALLTY1000のパッケージには「最大出力」「ビームの到達距離」「カンデラ 」「落下耐性」「防水性」があり、この項目は実際に測定を行っている事がわかります。
ただし、このANSI FL1 Standardの測定方法も完璧ではありません。測定の問題点などはまた別の記事にしたいと思います。
今回は信頼できる自転車ライトを選ぶ方法を2つ紹介しました。
- メーカー(オフィシャル)の製品ページがあるか
- ANSI FL1のマークや記載があるか
ANSI FL1スタンダードはパッケージや説明書、Webサイトに記載されていますが実際に調べるのはめんどくさいです。
そこで、いくつかのライトをピックアップしましたので参考にしていただけると幸いです。
ANSI FL1 に準拠したライトをピックアップ
LUMINTOP C01
LUMINTOPは中国の深センに拠点があり、10年以上フラッシュライトを作っているライトメーカー。
C01はコンパクトで軽量ながら、最大出力400ルーメン、高い防水性能に加え、歩行者や対向車が眩しくないように設計されているので通勤・通学に向いた使いやすいライトです。※説明書にANSI FL1 スタンダードの記載あり
LUMINTOP C01 400ルーメンの照射画像
LUMINTOP B01
C01と同じくLUMINTOPの自転車ライト「B01」最大出力は850ルーメンながら3500円という求めやすい価格。対向車が眩しくないように設計されており、吊り下げで取り付ける事も可能。防水性能も高く、18650タイプの充電式リチウムイオンバッテリーが簡単に交換する事ができる点も魅力です。
LUMINTOP B01 850ルーメンの照射画像
OLIGHT RN800
最大出力800ルーメンの自転車ライト、点灯モードと点滅モードが別れているので走行中に明るさを変えたい方にとって使いやすいモデル。
マウントはガーミンタイプで横に捻ることで簡単に脱着可能。全体的な質感・クオリティも高く、バッテリーが減っても明るさを保つ設計も魅力の一つ。
OLIGHT RN800 800ルーメンの照射画像
OLIGHT RN1500
RN800とサイズは変わらず明るさ・バッテリー容量をアップしたモデル。最大の魅力は300ルーメン12.5時間のランタイム
MagicShineのOEMなので時間に余裕がある方はAliExpressでもう少し安く購入することもできます。AliExpressでMagicShine RN1500を調べる
RAVEMEN PR1600
自動車のようにhighビームとLowビームをワイヤレスリモコンで切り替える事ができ、ディスプレイには現在のモードや残り点灯時間が表示されます。
日本ではあまり知られていませんが海外のメディアでは評価が高い高性能自転車ライトです。