CATEYE キャットアイ EL540エコノムフォースの実力とは?

電池がなるなる直前まで明るさが持続する「エコノムフォース」、対向者にやさしい配光(正面から見ても眩しくない)、専用充電池に加えアルカリ乾電池も使用可能なのでもしもの時も安心と自転車に適した設計で魅力あるライトでしたが、コンパクトで高出力なモデルに押され惜しくも販売終了となってしまいました。

本記事ではキャットアイ EL540の明るさや配光、ランタイムを写真と照度計で測定したデータをもとに紹介しています。

CATEYE キャットアイ EL540のスペック

最大出力4000カンデラ
点灯モードHIGH : [5h]
LOW : [15h]
点滅モードFLASH : [60h]
重量Body:233.5g(with battery) / Mount:18g※実測値
サイズ114×56×53 mm
使用バッテリーAA batteries×4
充電時間approx5~7h
防水性能?

CATEYE キャットアイ EL540の明るさ・配光を写真で確認

コーンは10m毎に設置 奥のフェンスまでは約70m

カメラの設定 ISO:320 F値:6.3 焦点距離:14mm 露出時間:3.2 ホワイトバランス:5000K

写真では暗く見えますが照射範囲を絞っている為、遠方を明るく照らす事ができます。ただし足元への光はカットされているので、必要に応じて補助ライトなどをプラスすると良いかもしれません。

  • CATEYE EL540 Beam shot High Mode 明るさと配光写真
  • CATEYE EL540 Beam shot Low Mode 明るさと配光写真

ビーム形状 光の広がり方をチェック

壁面に照射しBeam Shape ビーム形状を確認
周りに光が一切漏れていない事がわかります。

CATEYE EL540 Beam Shape ビーム形状

Beam Shape Side view ビーム形状サイド 取り付け角度により光が少し上部へ向かっていますが、対向者へ配慮し上部への光がキッチリとカットされている事がわかります。

CATEYE EL540 Beam Shot Side View サイド照射写真

Beam Shot Top View ビーム形状 トップ ピンポイントに狙った箇所へ照射している事がわかります。

CATEYE EL540 Beam Shot Top View トップ照射写真

比較ページではCATEYE/LEZYNE/KNOGなど主要メーカーに加え、ブッシュアンドミラー/MOON/MAGICSHINE/OLIGHT/ガシロンなど様々なライトの照射写真を比較するとこができます。ライト選びの参考にぜひご利用ください。

→ 自転車ライトの比較ページはこちら

CATEYE キャットアイ EL540 エコノムフォース 時間経過による明るさの変化を測定してみた

EL540の最大の特徴であるエコノムフォースですが実際に測定してみると驚くべき持続力でした。

照度計で1分毎の明るさを計測し、チャートにすることで時間経過による明るさの変化を可視化しています。

縦軸が明るさ(Lux/1m = カンデラ )で横軸が時間(分)

キャットアイ EL540 経過時間による明るさの変化を測定
最大出力時のデータ

HIGHモードは6時間近く一定の明るさを保ち続けており、メーカー公称値5時間を大きく上回っている事がわかります。

ライトマニアが選ぶ「おすすめライト」

EL540は現在は廃盤となり手に入りません。

EL540のように「対向車にやさしい配光」や「電池交換ができる」モデルを探している方にオススメのライトを紹介します。

cateyeGvolt70 キャットアイ

GVOLT70 + 足元を照らす補助ライト

VOLT800と同じくキャットアイが販売しているGVOLT70

最大出力260ルーメンながら光を上空へ拡散する事なく、必要な箇所へ集めているので、遠くを明るく照らす事ができます。

しかし、足元への光もカットしている為、ユーザーによって使いづらいと思う方もいるかもしれません。そこで補助ライトとしてVOLT200やAMPP300などコンパクトなライトで手前を補うことにより、見やすくて安全な配光を得ることができます。

GVOLT70 とVOLT200を組み合わせた配光。

キャットアイ GVOLT70-volt200

GVOLT70の詳細を見る

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キャットアイ(CAT EYE)
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ENFITNIX NAVI800

ENFITNIX Navi800

2020年現在、一押しの最先端ライトです。

最大出力「800ルーメン」、足元から途切れなく均一に照らす「見やすい配光」、上部への光をカットした「防眩設計」、優れた配光はそのままで「上下どちらも取付可能」、18650タイプの専用充電式バッテリーが「交換可能」、充電時間が早い「USB type-c」、キャットアイ VOLT800の半額以下の「低価格」とスペック的には自転車ライトの最先端です。

実際に明るさをVOLT800と比較したり、照度計で測定した照射時間もメーカーの公称値と大きな違いはありませんでした。

ENFITNIXは中国のメーカーですがちゃんとWebサイトがあり製品ページも作っているのでAmazonで販売されてる中華ライトよりは信頼できると思います。

Navi800の配光画像

Enfitnix_Navi800_beamshot

ENFITNIX Navi800のレビュー記事

lumintop b01 自転車ライト画像

LUMINTOP B01

自転車ライトに5000円以上かけたくない方でそこそこ明るいライトが欲しい方にオススメなのがこのライトです。

Navi800と同様、上部への光をカットし、上下どちらでも取付可能、バッテリーを交換することもできます。

こちらも中国のメーカーですが、フラッシュライトなども数多くリリースしており実績のあるライトメーカーです。

LUMINTOP B01の配光画像

Lumintop_b01_beamshot

LUMINTOP B01のレビュー記事

Busch+Muller IXONSPACE 自転車ライト画像

Busch+Muller IXON SPACE

ドイツ製の高性能自転車ライトです。

ドイツはStVZOという基準があり、自転車ライトはこの基準をクリアしないと販売できません。

簡単に特徴を説明すると、上部への光をきっちりカット、遠くを明るく照らす事ができる、時間が経過しても明るさが持続する、点滅モードはなし、バッテリー交換は不可といったところです。

海外通販大手のWiggleでの販売が開始され、価格もVOLT800と同じぐらいなので35km/h以上で走りたい方は検討しても良いと思います。

IXON SPACEの配光画像

IXONSPACE_beamshot

Busch+Muller IXON SPACEレビュー記事

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